うさぎ専門店 キャロットハウス

「うさぎって寂しいと死ぬの?」ってよく聞かれるので答えてみました

time 2019/09/07

うさぎ専門店キャロットハウスのきゃろたまです。

うさぎについての迷信でよく聞かれるのが「うさぎって寂しいと死んじゃうの?」というお話。

結論から言うと「死ぬ確率は限りなく低い」です。

「うさぎって寂しいと死ぬ」という話が広まったのは、テレビドラマと歌の歌詞の影響なのでは?とわたし自身は思っています。

では詳しく解説していきましょう。

sponsored link

そもそもうさぎに「寂しい」という感情はあるのか?

まず最初に考えなければならないのは「うさぎに寂しいという感情があるのか」ということ。

非常に難しい問題ですね。

人間が寂しいと感じるときは、誰も構ってくれなくて寂しい、ひとりでいるので寂しいといったところでしょうか。うさぎ本来の生態から考えて、寂しいという感情があるのかどうかは、正直判断が難しいところです。

みなさんが知っているうさぎってペットのうさぎが多いと思うのですが、ペットのうさぎはアナウサギを品種改良してつくられたうさぎです。野生のアナウサギが暮らしている地域は、おもにヨーロッパの各国(イギリス、フランス、スペイン、ポルトガルなど)とオーストラリア、ニュージーランド。日本の野山にいる野生のうさぎはノウサギで、ペットのうさぎとは別の種になります。(広島県の大久野島にいるうさぎたちはペットのウサギが野生化したものです)

アナウサギは集団(群れ)で生活しますが、それぞれの個体は縄張りを持ち、自分以外のうさぎが縄張り(テリトリー)内にいることは非常にストレスを感じます。一方ノウサギは、群れを作らず、単独で暮らします。

ですので、仲間のうさぎがいなくて寂しいという感情は持ち合わせていないのではないかと思います。

ペットのうさぎに関しては「飼い主さんがいなくなって(構ってくれなくて)寂しい」という感情があるのかどうか、非常に気になるところですよね。

一日中うさぎを観察していると、うさぎたちは結構のびのびと自由奔放に一日暮らしています。食べたいときに食べて、お腹が大きくなったら寝る、そして飼い主さんが帰ってきたら部屋の中(もしくはラビットサークルの中)で走り回って一日が終わります。

そう考えると、うさぎって寂しいという感情があるのか?うーんちょっとなさそうに思います。

 

うさぎの習性から見た「寂しいと死ぬ」問題

ただ、一般論としてペットのうさぎって非常にストレスに弱い動物であると言われております。

子うさぎをお迎えして約1週間くらいは、非常に体調を崩しやすいですし、外で工事の音が1日していたために体調を崩してしまったうさぎさんもいます。また急激なストレスがかかってショック死することもありますし、急性の胃腸障害が起こるとその日のうちに亡くなってしまうこともあります。

ですので「寂しいと死ぬ」というよりも「飼い主さんがうさぎの体調を常に気をつけていないと亡くなってしまうこともあるよ」というのが真実でしょうか。

 

「うさぎは寂しいと死ぬ」と広めたのは誰?

では「うさぎは寂しいと死ぬ」と広めたのは誰でしょうか?

40代以上の方はリアルタイムでご覧になられた方もいらっしゃるかと思いますが、テレビドラマ『ひとつ屋根の下』歌『碧いうさぎ』の影響が大きいんじゃないかと思っております。

その『ひとつ屋根の下』に「うさぎって寂しいと死ぬ」的なセリフがあるんですね。

それからひとつ屋根の下に出演されていた酒井法子さん(通称のりピー)が歌ってた『碧いうさぎ』の中に「さみしすぎて死ぬ」的な歌詞があります。

ドラマ『ひとつ屋根の下』って平均視聴率が25%越えという国民の4人に1人が見ていたという超人気ドラマでした。

また『碧いうさぎ』も酒井法子さんの代表曲で、100万枚近く販売されたこともあり「うさぎって寂しいと死ぬ」って一気に広まったんじゃないでしょうか。

ちょっと余談になりますが『碧いうさぎ』が主題歌に使われていたドラマは『星の金貨』、こちらも大人気のドラマでしたね。

もっともっと古いところでさかのぼれば、明治時代のうさぎブームのときに「うさぎって寂しいと死んじゃうから複数匹で飼うといいよ!」って売る側が言ったとの説がありますが、これについては確実な史料をわたしは見てないので、ちょっと探しているところです。

 

「うさぎは寂しいと死ぬ」まとめ

では最後にまとめです。

  • うさぎが寂しいと死ぬ可能性は限りなく低い(ゼロに近い)
  • 常に飼い主さんがうさぎの体調を気づかってあげないと亡くなってしまうことがある
  • 「うさぎは寂しいと死ぬ」が一気に広まったのはテレビドラマと歌謡曲の影響が大きい

ということで「うさぎは寂しいと死ぬ」ということはほぼありませんが、愛情をもって最後まで家族の一員として可愛がっていただけるとうれしいです。

sponsored link

うさぎの子育て



sponsored link

  • 当サイトはGoogle及びGoogleのパートナー(第三者配信事業者)の提供する広告を設置しております。その広告配信にはCookieを使用し、当サイトへの過去のアクセス情報に基づいて広告を配信します。
  • DoubleClick Cookieを使用することにより、GoogleやGoogleのパートナーは当サイトや他のサイトへのアクセス情報に基づいて、適切な広告を当サイト上でサイト利用者に表示できます。
  • サイト利用者は下記のGoogleアカウントの広告設定ページで、インタレスト ベースでの広告掲載に使用される DoubleClick Cookie を無効にできます。また aboutads.info のページにアクセスして頂き、インタレスト ベースでの広告掲載に使用される第三者配信事業者のCookieを無効にできます。
  • その他、Googleの広告におけるCookieの取り扱い詳細については、 Googleのポリシーと規約ページをご覧ください。
  • うさぎ専門店キャロットハウスホームページは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。