うさぎ専門店 キャロットハウス

野うさぎの子どもを見つけても放っておいてほしい3つの事情

time 2017/05/16

こんにちは、きゃろたま店長です。

わたしのお店には1か月に1回程度、

「野うさぎの子どもを捕まえたのですがどうしたらいいですか?」

という連絡をいただきます。

結論から言いますと「元いた場所に返してください」とお伝えしています。

しかし、植えたばかりのみかんの木をかじってしまい、枯れさせてしまうこともあるため、状況に応じてどうしてあげることが一番いいかを連絡いただいた方に伝えております。

野うさぎと接する機会があるのは、田舎特有の問題だと思いますが、記事としてまとめておきたいと思います。

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<お母さんは離れたところにいる>

子育てといえば、お母さんがそばで子どもに寄り添って面倒をみると思われる方も多いと思います。
しかし、うさぎの子育ては常時お母さんが寄り添うわけではありません。

みなさんが飼っているうさちゃんはアナウサギの仲間ですが、母乳時間は1日に合計で10分程度です。
そのほかの時間は、巣箱の外にでています。
一見育児放棄しているように思うのですが、それがうさぎの子育てなのです。

それは常時べったりと育児していると、トンビやタカなどの猛禽類や、イタチやキツネなどの捕食動物に狙われますし、野うさぎの子どもは、アナウサギの子どもと違い、目は開いているもののまだ早くは走れません。

離れて暮らすことで、捕食されることのリスクを分散しているのです。

野うさぎの子どもは、窪地などで身を潜めるようにしています。
そして簡単に捕まえることができます。
むやみに動くと捕食動物に見つけられますからね。

ですので野うさぎの赤ちゃんだけ見かけても、お母さんは必ず帰ってきますので、捕まえないであげてくださいね。

<野うさぎは生まれた時から野生で生きていく術を身につけている>

みなさんがペットとしてお迎えしたうさぎはアナウサギの仲間です。
一方、野山で見かける野うさぎはノウサギ属に分類されます。

大きな違いは、生まれた時に目が開いているかどうかです。

ペットとして飼われているうさぎの赤ちゃんは、生後10日頃に目が開くのに対して、野うさぎの赤ちゃんは生後まもない頃に目が開き、生後1週間で大人の野うさぎと同じものを食べ始めます。

それとうさぎの繁殖力が強いのは、繁殖力が強くないと種としての存続が難しいからです。
そして、うさぎは常に食べられる側の動物なので、早く一人前に食べられるようにならないと命に関わってくるのです。

小さな野うさぎの子どもが1羽でいるところを見かけると、なんとかしてあげなきゃという気持ちはわからなくはないです。しかし、野生で生きる動物に人間の手を加えることはわたしは適切ではないと思っています。

もし、果樹園などで食害が心配される場合は、素手で触らずに雑木林など農業に影響を与えないところに移してあげてください。

<野うさぎとノミとの間で野兎病を媒介する>

気をつけてほしいのが、野うさぎや野ねずみなどとマダニの間で感染する「野兎病」に感染するリスクがあるのです。

狩猟で野うさぎを調理した際に感染する事例が多いのですが、野うさぎにマダニが食いついていていた場合や菌を持ったマダニが人間に噛み付いたときの感染も考えられます。

感染する野兎病菌は非常に感染力が強く、発熱、悪寒、吐き気、嘔吐、感染部位の化膿がみられます。

もし、野うさぎを触ってしまって体調が悪くなった場合、すみやかに医師の診察を受けてください。

当店では保健所の指導により、野兎病対策のために店内へ野うさぎを入れることはできません。
別室にて対応させていただいております。

<さいごに>

野うさぎについてのお問い合わせをいただいたとき、当店では以上のことをお伝えしております。

もう一度おさらいすると、

  • 野うさぎの子どもを見つけてもそっとしておく
  • みかん畑などで食害が心配するところでは、素手で触らずに雑木林へ移してあげる。
  • 野うさぎとマダニの間で野兎病を媒介するので、体調が悪くなったときはすぐに医師の診察を!
  • ご参考にいただければ幸いです。

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